竹生島めぐり


 のんびりと西国三十三ヵ寺巡りをしておりますが、
6月19日梅雨の晴れ間に誘われて第三十番札所で
ある竹生島の宝厳寺を訪ねてきました。
 今津港から観光船に乗り、約25分の船旅で竹生島港
に着きます。
 竹生島は切り立った断崖に囲まれた周囲約2kmの
花崗岩からできた小さな島で、山腹に張り付くように
宝厳寺や観音堂や都久夫須麻神社などが建っています。
 本尊は千手観音と弁才天ですが、弁才天は江ノ島・
厳島と並ぶ日本三弁才天の一つとしても有名です。
 神仏と伝説の島といわれる小さな島でしたが、見る
べきところも多くあり梅雨の晴れ間のひとときを楽しく
過ごしました。
          【2006年6月20日・記】



今津港から琵琶湖汽船の観光船で竹生島に向う


周囲約2kmの花崗岩の断崖に囲まれた竹生島



約25分の船旅で竹生島港に到着した


急峻な山肌に建てられた宝物殿など

宝厳寺本堂までの165段の石段は「祈りの階段」とも
呼ばれている



宝厳寺本堂(弁才天堂)横の崖崩れで整備工事も
行われていた


本堂の内部


朱色も鮮やかな平成10年に再建された三重塔


片桐且元の手植えと言われている樹齢400年のモチの木


宝物殿から眺めた船着場


国宝の唐門は秀頼が京都・東山の豊国廟から移築したもの


舟廊下は秀吉の御座船の船櫓を利用して建てられた
と言われる


竹生島の古名を有した都久夫須麻神社の本殿


謡曲「竹生島」にも謡われた竜神拝所ではかわらけ投げも
行われる


ポスターにも使われている弁才天